投資キャンセル界隈について本気で考えてみた件
「分かってはいるけど、なかなか始められない」あなたへ。銀行員のリアルな視点から書きました。
最近、「風呂キャンセル界隈」ならぬ「投資キャンセル界隈」というワードが話題になっていますが、皆様ご存じでしょうか?
今回は銀行員という立場から、そして大学生のころ「収入が少ない」を言い訳に投資キャンセル界隈だったことを後悔した経験から、当時の自分への戒めも込めてこのテーマについて書いていこうと思います。
私が学生のころNISAをやっていなかった理由は「投資って難しくて時間も手間もかかるし、リスクも高い」と思い込んでいたから。でも現実はまったく違いました。正直、私にとってNISAを始めることより、毎日お風呂に入ることの方がよっぽど面倒です(ちゃんと入ってますよ!)。
投資キャンセル界隈だった当時、投資をできなかった理由と解決方法
どの商品を選べばいいかわからない
難しく考えすぎず、まずは全世界株式(オルカン)やS&P500といった定番から始めてみるのが一つの手ではないかと思っています。
オルカンはこれ1本で世界中の約47カ国、約3000社の主要企業に分散できる便利な投資信託ですが、この中身は年4回見直されます。私たちが世界の株を気にしなくても、勝手に銘柄を入れ替えて利益が出るようにしてくれる仕組みになっているんです。
直近のベンチマークの見直しでは、全体で49銘柄が新しく追加、101銘柄が除外されたそう。自動で新陳代謝が働き続けるので、オルカンをただひたすら積立設定して続けるだけで十分だと感じています。
投資関係の難しい本や記事はいくらでもあるけど、専門用語ばかりで正直よく分からないですよね。私が投資初心者の方に全世界株式やS&P500をおすすめしたい理由は超シンプルで、分からない投資でマニアックなところに手を出すのが一番怖いと思うからです。
どこで開設したらいいか分からない
現役世代の方は、まずは大手ネット証券であるSBI証券や楽天証券などの口座を検討してみるのが一般的です。これも迷ったら定番を選ぶのが無難ですね。
これだけインフレが進んでいる環境を考えると、「あのとき投資なんて始めずに現金のままにしておけばよかった」と後悔する可能性は低いのではないかと思います。
一方、現役を引退された方やそろそろ相続のことが気になり始めている方は、普段使っているお近くの銀行で相談しながら始めるのも一つの安心材料になります。
お気に入りの銀行がなければ、家の近くの銀行をいくつか覗いてみて、話しやすそうな行員さんがいるところで始めるのもおすすめです。ネット証券は相続手続きが複雑になるケースもありますが、対面型の銀行なら普通預金の口座などと一緒に案内してもらえるメリットがあります。ただ、担当者の方が転勤で変わることもあるので、そこは頭に入れておくと安心です。
時間をかけたくない
投資に時間を割くのがめんどくさいと思っているそこのあなた。FXや個別株で一発当てようと考えないかぎり、口座開設と毎月の積立設定さえしてしまえば、あとは基本的に放置で大丈夫です。
投資信託がなかった時代は、ずっとチャートに張り付いて利益を上げていたかもしれません。でも時代は変わりました。家事だって、洗濯板から洗濯機に、雑巾がけから掃除機に変わったのと同じことです。
- 毎日株価チャートを見たところで、私たち個人にできることは特にない
- 経済ニュースを四六時中追っても、相場をコントロールできるわけではない
- 株価が下がる前に完璧に逃げ切るのは、プロでも至難の業
「投資成績が良い人は、運用していることを忘れていた人だった」なんて話もありますよね。時間をかけて一生懸命ニュースを追ったり勉強したりしている人よりも、淡々と積立を続けていた人の方が、結果的に資産が増えていたというケースも珍しくありません。
手続きや運用を自動化できる便利な時代を、私たちは生きています。むしろ投資にあれこれ時間をかけすぎない方が、結果的にうまくいきやすいというのは面白いところですね。
手続きが面倒
スマホで証券口座の開設が完結するといっても、最初はマイナンバーを用意したり住所を入力したりするのが少し面倒に感じられますよね。
でも、やり方で分からないところがあれば解説動画などを参考にすれば大体解決できるはずなので、一つひとつクリアしていきましょう。対面の銀行で口座開設をされる方は、待ち時間を減らすためにも事前に来店予約をしていくのがスムーズでおすすめです。
お金に余裕がないと感じるとき
「本当はお金がないからこそ投資を始めたほうがいい」と頭では分かっていても、現実の生活がカツカツだと難しいと感じてしまうこと、ありますよね。私自身、社会人になってからお金のやりくりの大切さを痛感しています。
若手のうちは給与面で不安が少なかったとしても、心身のバランスを崩してしまう話を聞くことも少なくありません。自分がこれまでと同じペースでずっと働き続けられる保証はどこにもないんだなと実感させられます。
「お金がないから投資なんてできない」と思いがちですが、少しでも家計を見直したり、固定費を削れるところがないか探してみたりするだけでも状況は変わってきます。限られた収入の中で少しでも心に余裕を持てるようにするには、投資の仕組みを上手に活用しながら長い目で資産設計をしていくことが大切なんだと感じています。
なんか怖い
これに関しては、日本円の価値が相対的に下がっている現状を考えると、何もしないことの方がリスクになるかもしれないと個人的には考えています。
投資キャンセル界隈を卒業して思ったこと。私たちが無理なくできる投資といえば、ネット証券などでオルカンなどをコツコツと積立投資していくこと。本当にこれに尽きると思います。余計な時間や手間はかかりません。
あれこれ言い訳をして足踏みしている間に、着実に備えを進めていきたいですね。万が一のときでも心に余裕が持てるような状態を、少しずつ作っていけたらと思っています。
NISAがまだ怖い、投資についてもっと知りたいという方は、まずは無料の解説動画や公的な情報を参考にしてみてくださいね。

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