銀行員になると、多くの資格を取得することになります。入行前にも何種類か取得している方は多いと思いますが、内定者の頃、行員さんとお話しする際に「仕事をしながらどのように勉強しているのか」と質問している方がいたので、今それが気になっている方に向けて書いてみました!
今回は、「生命保険(変額・外貨)」「簿記3級」「信託実務3級」が同じ月に重なった時の、勉強のペース配分を例に挙げます。
🦭 この記事でわかること
- 同じ月に資格試験が重なった時の時間配分
- 通勤電車だけで完結させる勉強法
- 簿記3級・信託実務3級で使った教材と勉強のコツ
- 仕事と両立する1日のスケジュール例
地銀員は大量の資格を取る!でも落ち着いて計画すれば大丈夫
銀行員になると、業務と並行して大量の資格を取得しなければなりません。
もしかすると、落ちた後に上司から怒られる支店や銀行もあるかもしれませんし、場合によっては再受験料が自腹になることもあります。プレッシャーや緊張感はありますが、落ち着いて計画を立てれば、最初のうちはそんなに怖い資格は少ないです!
社会人になりたてで、仕事終わりに帰ってから勉強をするのは、正直眠たいですし、遊びに行きたい気持ちの方が大きいですよね。
なので私は、できるだけ自分の自由な時間を潰さないようにこなすことを意識しました!
攻略法① 生命保険募集人(変額・外貨)
テキストは読まない!電車内で完結させよう
この3つの中で、圧倒的に難易度が低く、一番簡単だったのが生命保険でした。
そのため、この科目は「家では一切やらない。通勤電車の中だけで完結させる」と決めました。
私の銀行の場合、生保のテキストはデジタル式でした。指定サイトのIDとパスワードが送られてきて、閲覧や模擬問題を行うスタイルです。一般と専門まではアナログのテキストをいただいていたので、もしかすると形式は変わってきているのかもしれません。
💡 あえて「テキストを読まない」戦法
私は問題の解説やテキスト部分は一切読まず、練習問題の部分だけをひたすら解きました。高校生の頃に授業で使っていたタブレットがあったので、それを使って電車の中で軽く目を通しました。
この方法にしたのは、過去に受けた「一般・専門」の試験で、真面目にテキストを読んで時間を膨大にロスした苦い経験があったからです。
この手の試験は「何が聞かれるか(出題ポイント)」さえ知れば十分解ける難易度です。練習問題を1周すれば、たいてい模擬試験で合格点が取れるように作られています。
特に変額の方は、FP3級を既に取得した方にとってはとっつきやすい内容です!
必死で覚えないといけない重い内容はないので、分からない問題があっても軽くメモして見返す程度で十分というのが受験してみての感想です。
攻略法② 信託実務3級
ネットに情報がない!マイナー資格特有の大変さ
一番厄介だったのが信託実務3級です。
他の金融資格と違って、ネットやYouTubeに情報が圧倒的に少なく、自力でどうにかするしかありませんでした。私は過去問と問題集の2冊を購入しました。
ただ、問題集を「全部ちゃんと解いて復習する」という正攻法をやろうとすると、膨大な時間がかかります。
📖 問題集を「読み物」に変える
全て「選択問題」であることを活かし、解くのをやめました。最初から正しい選択肢に丸をつけ、誤りの選択肢には、解説の「なぜ誤りか」がわかる部分や大事な部分に目印(ラインマーカー)を引きました。
⚠️ 注意点:テキストの紙が薄いので、マーカーを引く時は裏写りに注意してください。
なぜ線を引くのかというと、「法律のどこから引用されたものか」など、マニアックすぎて覚えられない無駄な部分に目が行くのを防ぎ、必要な部分だけをサクッと見られるようにするためです。
普段の資格勉強ではテキストに線を引かない派ですが、信託実務の問題集に関しては例外でした。
こうして「線を引いた問題集」を作ってしまえば、あとは電車の中でパラパラ読むだけで頭に入ります。過去問の方は、問題の形式に慣れるために何回も解きました。
合格ラインは6割。捨てる勇気も大切
6割合格なので、全て覚えようと無理をするのではなく、どうしても分からない問題を切り捨てることも大切だと思います。
また、単元によって出る問題数の比率が違います。その比率に合わせて勉強量を変えるという意味でも、過去問が一番大切です。
ややこしい信託は「比較表」で整理
信託と一口に言っても様々な種類があり、それぞれ根拠となる法律が異なります。一つ一つを丁寧にやっていると、最後に過去問をやったときに頭の中で混ざって混乱してしまいます。
そこで私は、「この信託ややこしいな」と思ったものをAIに比較してもらい、パッと見て違いが分かる表にしていました。その表を自分でノートにまとめ直したものがこちらです。
攻略法③ 簿記3級
電車では無理!「手を変え品を変え」の泥臭い反復
生保と信託実務を電車(スキマ時間)に回した分、家でのまとまった時間を全振りしたのが「簿記3級」です。
計算や仕訳があるため、電車で勉強するには不向きです。しかも初学者にとっては非常にとっかかりにくく、正直一番苦戦しました。
💡 魔法の勉強法はない。とにかく試行錯誤する
YouTubeで「簿記3級」と検索して解説動画を見たり、テキストや問題集を買って試したりしましたが、「これが一番良い!」と断言できる魔法の方法はありませんでした。
言えることは、多少効率が悪くても、色々試しながら「手を変え品を変え」泥臭く解き続けることです。そうすると、だんだん点と点が繋がって解けるようになってきます。
個人的におすすめなのは、「夜寝る前に解いた予想問題を、朝起きてすぐや通勤電車で復習する」ことです。夜わからなくてモヤモヤしていたことが、朝になるとパッとひらめいて理解できることが多々ありました。
簿記3級で使った教材(時系列順)
簿記を勉強し始めてから合格するまでに使った教材を、時系列順にご紹介します。
勉強したりしなかったりを半年くらい繰り返し、受験期限が迫った時だけ追い込みました。なので、一般的な勉強時間よりかなり時間がかかったと思います。
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【始めた時】スマホアプリ:簿記3級 解説付き問題集 – 仕訳 入門や学習法も
仕訳ってどんなものかという部分を掴みました。電車の中でもできるので、通学時間が長い大学生の方にもおすすめです! -
【並行して】YouTube:ふくしままさゆきさん
簿記を受けるなら鉄板だと思います。アプリで分からない仕訳をYouTubeで見て納得する、というのを繰り返しました。 -
【テキスト1冊目】日商簿記3級をひとつひとつわかりやすく
中学生の頃、予習でとてもお世話になった「ひとつひとつわかりやすく」シリーズの簿記3級があると知った時は嬉しかったです。解説書の中でもかなり薄く、とっつきやすいのが特徴でした。説明がシンプルな分、分からない部分はYouTubeで見て書き込んでいました。2周して「簿記ではどんなことを問われるか」に慣れることができました。 -
【テキスト2冊目】スッキリわかる 日商簿記3級 テキスト+問題集
このテキストで、簿記3級の内容をかなり頭に落とし込めたと思います。丁寧に解説されているので、わかったつもりになっていた部分がかなりわかるようになりました。 -
【テキスト3冊目】スッキリわかる 日商簿記3級 予想問題集
本番形式の練習を何回もやって実力を付けました!解く元気や時間がない日も、前に間違えた問題に目を通すなど、絶対に勉強しない日を作らないようにしました。
この時期の1日の勉強スケジュール例
3つの資格が重なっていた頃の、私のスケジュール例です。「机に向かう時間」はほぼ帰宅後の30分だけでした。
- 朝起きてすぐ:前日に間違えた問題に目を通す(解かなくてOK)
- 朝(30分):朝ごはんを食べながら簿記の動画を見る
- 通勤電車(往復2時間):生命保険のアプリ / 信託のマークした問題集
- 昼休み(15分):信託のメモや問題集を流し読み
- 帰宅後(30分):簿記の予想問題を解く
まとめ:完璧を求めず、資格ごとに「力の入れどころ」を変える
同じ月に3つの資格試験が重なっても、「全てのテキストを隅から隅まで読んで、家で机に向かって勉強する」必要はありませんでした。
- 生命保険:テキストは読まず、練習問題だけを電車で解く
- 信託実務3級:問題集にマーカーを引いて「読み物」にし、過去問で形式に慣れる
- 簿記3級:家の時間を全振りして、手を変え品を変え反復する
今までの人生で経験してきた定期テストや受験勉強を振り返って、「自分にはこの勉強方法が合ってたな」「これなら飽きずに取り組めたな」ということを思い出してみてください。きっと、皆さんにとって一番いい方法が見つかると思います!
🦭 あくまで私の方法は私にとって良かった


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